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留学後記
diary / 05 August '08
部屋の片づけを始めました。 一年間のドイツ留学もほぼ終了です。帰国まで2週間を切りました。 ほんとうにあっという間でした。 ドイツで一年も生活したなんて信じられません。 今はもう日本が恋しくて、帰りたくて仕方がないけれど、日本に帰って一週間もしたらまたドイツに行きたくなるのかもしれない。 気持ちが落ち込んだり、ホームシックになったりということは心配していませんでしたが、一年間生活してみてここまで自分に適応能力があったのか、と正直驚きました。 いい友達にめぐり合えたのも幸せでした。 日本に帰ったら 研究の続きと就職活動が待っています。 またあの通勤列車に乗って学校に通うのかと思うと少し憂鬱になります。 TOEICと独検をまた受けるつもりです。 大型自動二輪の免許を取りたいし、今度は日本を旅行したい、友達に会いたい、とか色々やりたいこともあります。 日本って行ったことあるようで全然旅行したことないんだなと実感しました。 旅行について ドイツに留学して、ドイツ国内はもちろんヨーロッパの国々を旅行することができました。 これがドイツの大学を留学先に選んだ理由の一つですが、ユーロになって、貨幣が統一され、旅行するのはとても簡単でした。 正直ユーロの円に対する強さには参りましたが。 ドイツ国内に関しては、ハンブルグ、ケルンなどの有名都市には行けませんでしたが、それでも日本で行ったことのある都市の数よりも多いです。 ドイツに観光はこれだというものがないように思いますが、古い町並みなどはほんとうに美しい。 ドイツと日本、またはドイツ人と日本人の違いについて この質問はたくさん聞かれそうですが、実際なんと答えたら言いかわかりません。 言葉の壁が大きいですが、ドイツ人はこうだドイツ文化はこうだ、と定義できるほど深く理解できませんでした。 日本人がドイツといえば、ビールとベンツとポルシェ、ナチスとヒトラーと言うように、ドイツ人が日本といえば、アニメ、寿司、sonyという程度の知識しかないようです。 ドイツに限ったことではありませんが、世界における日本の影はほんとうに薄い。 日本の方が電車など時間に正確で、街も、美しさとは別の意味で、綺麗であるとは思いました。 ドイツで日曜日にすべてのお店が閉まっているのは非常に不便でした。 食事について ドイツの料理もとても美味しいでが、日本食には勝てません。 さすがに一年間もすると白ゴハンにお味噌汁に焼き魚が恋しくなります。 友達について ドイツでは、留学生を除いて、主にふたつのドイツ人のグループと付き合いました。 一つはエスリンゲン大学の友達たちで、もうひとつはメル友から始まった友達とその友達たち。 エスリンゲンの友達たちは、ドイツ人だけどトルコ系とイタリア系、アジア系でした。 留学前はドイツにこんなに多くの外国系のドイツ人がいることは知りもしませんでした。 もう一方のグループはみんなドイツ人。 ドイツ人は冷たいと言われますが、みんな19才20才の学生だからでしょうか、そんな感じは全くありませんでした。 逆に日本人の自分は人気者かと勘違いしたくなるほど仲良くなれました。 ともに日本人の自分がみんなに日本に興味を持たせることができたのではないかと思っています。 エスリンゲン工科大学について 工科大学ではドイツで最高峰で、最も人気があるそうです。 特に自動車工学ではダイムラー、ポルシェと関係が深く自分もこのコースで勉強しました。 工学系の学生にはおすすめの協定校です。 詳しくはわかりませんが、ドイツの大学はアメリカの大学のように、入学するよりも卒業するほうが難しいようです。 日本人の学生が少ないことをエスリンゲン大学の教授が嘆いていました。 語学に関して ある程度ドイツ語力をつけてから来るべき。 でも、ドイツ語が話せないからドイツに留学できないというのは間違い。 ほとんどの学生は英語が話せる。 自分に関しては、英語については、なかなか上達したなぁと思うことと、まだまだだなぁと思うことが半々。 特にリスニング力が弱いことを再実感しました。 あとは、語学力というよりも、知識または話題の引き出しの量と、人と話すことが好きかどうかという人間性のような部分によるところも大きいかも。 ドイツ語については、けっこう残念な感じです。一年間ドイツにいてこれかと情けない。 一年間応援してくださった皆様、どうもありがとうございました。 滞独日記 I'm going back to Japan within two weeks. It was wonderful time to stay in Germany for one year. Thank you for all my friends. I hope I will see you guys again someday in the future. Wiedersehen! Kei | |
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