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インターンシップの影にみえるもの
diary / 14 Dec. 07

ドイツでインターンシップをやると、企業側から月々500EURとか給料がもらえます。
とうぜん企業側の求める一流の人材である必要があるわけですが、聞くとアメリカでも普通に給料がでるらしいのです。 (後で聞いた話によると、GMでインターンシップをしているが学生は月々$3000もらっているそう。日本でのどの会社のフルタイムの給料よりもいいです。)
そもそもこちらではインターンシップというのが必須で、すべての学生が行なうもの。
大学では得ることのできない技術や知識を企業で学んでくることができる。
一般的には大学2、3年次に行なうが、大学に入る前に企業で働いた経験がある学生もいます。 多くは国内の企業で、海外に行ってインターンシップをする学生もいます。卒業論文執筆もインターンシップ先でやる学生が最近ではほとんどだそうです。
企業側もインターンシップとして学生を欲しがっているようです。

自分の知っている範囲だと、日本の企業でインターンシップをしても給料なんてもらえません。
「学生でしょ。使ってあげてるのになんでウチが金払わなきゃならんわけ?」
という考えが一般的だからのようです。
基本的には卒業に必要な単位でもないし、うちの学校ではインターンシップというのはあまり人気ではなかった気がします。その後の就職に有利という意味でやっているというのが本音なのではないでしょうか。

この差はなんだろうと考えたら、やっぱり国の教育方針になるのではないでしょうか。
若い技術者を育てようとするのならそれなりにお金もかかる。でもそのお金をケチったら若い技術者は育たない。

で、自分のインターンシップもほぼ決定。
あとは契約書の作成待ち、VISAの延長手続きなど、お役所仕事を残すのみ。
給料も期待していなかったが、200EURほどなら出せると言ってくれた。
「ヨーロッパを旅行するなら5月6月が気候的にも金銭的にもいいよ」って、もう休暇の話をしたり。




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